医療情報システムについて
下関病院附属地域診療クリニックでは、平成24年8月1日の開院と同時に電子カルテシステムの運用を開始しました。
診療記録はもちろん、各部門記録や検査結果などをひとつのシステムに集約することにより、部門間でのより密な情報共有を実現しています。また、予約管理機能や情報を各部門システムに送るオーダリング機能も備えており、患者さまの待ち時間短縮にも役立っています。
医療情報システムで利用しているネットワークは、法人内のみで閉じたネットワークを構築しており、インターネットとは断絶しているため情報流出などの危険性がありません。
患者さまとより多く、より丁寧に向き合うために、ITを活用した業務効率化に努めてまいります。
電子カルテシステム
全体の基幹となるシステムで、精神科用に特化されたシステムを導入しています。
医師診察時の記録はもちろんのこと、デイケアや訪問看護などの部門記録・各種検査結果も一元管理されます。
情報は各部門で共有され、過去の記録も容易に検索・参照できますので、よりこまやかに患者さまの状態を把握することが可能です。
また、予約受付管理機能により、予約状況・現在の診察進行状況がすばやく把握できますので、お問い合わせの際にもお待たせすることがありません。
調剤システム [薬剤部]
電子カルテシステムから薬や注射の処方データを受信し、薬剤師が処方内容をチェックして調剤に取り掛かります。
分包機とも連動していますので、お薬の一包化もすみやかに行えます。
処方の情報は蓄積され、患者さまへのすばやく適切な情報提供に活用されます。
医用画像管理システム [放射線科]
MRI(地域診療クリニック)・CTで撮影した画像を各診察室のモニタに表示することができます。
撮影画像は電子データで蓄積され、検索すればいつでも閲覧できる状態となっており、フィルムレスでの運用が可能となりました。
電子カルテシステムからも画像の表示ができますので、お待たせすることなく画像をお見せすることができます。
グループウェア
文書共有・法人内設備(会議室・視聴覚室・車など)の利用管理など、職員間での情報共有に利用しているシステムです。
業務における情報伝達の無駄をなくし、伝達ミスを防止します。