院長のご挨拶

院長のご挨拶

院長

院長 末次正知

山口県は日本の中でも高齢化率が高く、認知症を始めとした高齢患者さんへの診断・治療のニーズが高い地域です。一方で、発達障害を始めとした児童思春期の患者さんが近年急増していることも現代日本の特徴の一つです。当クリニックは、これら二つの領域に専門的に多職種でアプローチしているのが大きな特徴の一つです。
景気の悪化、感染症の流行、国際間の紛争などストレスに事欠かない世の中であり、個人的なストレスイベントも多い現在, ストレス関連症状で悩んでおられる方も多くなっております。必要に応じて、 本院(下関病院)への入院も選択肢の一つになっております。外来では、適格な薬物療法、心理的なサポート、必要な社会資源へのアクセス等のお手伝いを多職種でアプローチさせていただいております。
当クリニックの院長・副院長が常勤の精神科専門医ですが、本院(下関病院)所属の複数の専門医も週に 1回ずつ外来を担当しております。更に外部の専門医の先生方にもお手伝い頂いており、児童の発達障害専門外来を林 隆先生(元山口県立大学教授、現西川医院・発達診療部・診療部長、発達障害研究センター・センター長、山口大学医学部臨床教授)に、てんかんとパーキンソン病の専門外来を藤井正美先生(山口県立総合医療センター 外科系主任部長・診療部長、山口大学医学部臨床教授)にお願いしております。従って、当クリニックでは、前述した疾患のみならず、不安障害・統合失調症・睡眠覚醒障害などおよそ精神科が扱う疾患はすべてカバーできる体制を整えております。看護師、薬剤師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、検査技師などの専門家がそれぞれ複数在籍し多職種アプローチを実行しております。デイナイトケア・重度認知症デイケアも併設しており、敷地内には就労支援事業所や訪問看護ステーションなどもございますので、治療導入から社会復帰まで途切れないアプローチをさせていただきます。スタッフ一同、患者さんが、地域で充実した生活を安心して送れることに少しでもお手伝いができればと切望しております。