部署紹介

概要

心理技術科では主治医から指示を受け、地域社会で生活されている通院患者に心理検査や心理カウンセリングを行っています。当クリニックでは現在常勤心理士が男性2名・女性1名勤務しており、全員が臨床心理士・公認心理師の資格を有しています。
心理検査は診断補助や治療・援助の方針を立てる目的で実施しています。
物忘れ外来を受診された方への認知機能検査、発達障害の診断を希望される方への精査(知能検査や養育者への検査等)、その他症状や状態に合わせて各種検査を行っております。なお、発達障害の精査に関しては希望される方が多く、実施・解釈にはそれなりの時間も要するために、しばらくお待ちいただかなければならない状況が続いておりますのでご了承ください。
心理カウンセリングは診察日に合わせて実施しています。個別の言語面接が中心ですが、ニーズに即して柔軟に対応しております(家族面接、描画等を用いた面接等)。希望される方は主治医にご相談ください。

心理技術科

当クリニックで実施している主な心理検査

※スクリーニング検査:主に初診時に行う精査:必要時に別途予約を取って行う。

認知機能検査 スクリーニング HDS-R
MMSE
時計描画テスト(CDT)
検査 リバーミード行動記憶検査
発達障害関連の
心理検査
スクリーニング AQ
CAARS(Conners3)
ASQ
検査 知能検査 WAIS-IV(WISC-IV)
田中ビネー知能検査V
養育者の協力を必要とする検査 PARS
MSPA
職業選択の参考となる検査 職業適性検査
職業興味検査

概要

当院の地域連携室は3名の精神保健福祉士が勤務しています。地域連携室の目的は自院と他の病院、福祉施設、行政機関などと連携し、患者さんに適したサービスが受けることができるように調整を行うことです。サービスについては経済的負担の軽減、生活のサポートを受けるための手続き、就労支援、施設への入所など患者さんによって相談内容は様々ですが、利用できる制度の相談や申請窓口とのやりとりなどをさせていただいています。

地域連携室(相談室)

主なサービス

  • 自立支援医療制度:指定した病院が1割負担になります。訪問看護、デイケアも適用されます。
  • 精神障害者保健福祉手帳:税金控除や公共料金の割引、障害者雇用など就職に利用できます。
  • 障害年金:病気の状態によって年金が支給されます。(年金の加入期間など確認が必要です)
  • 要介護認定:通所サービスや施設入所について必要な介護保険の手続きです。

※上記制度について病名など利用に諸条件があります。診察時に主治医と相談をされてみて下さい。
当院は通院医療機関であるため、入院が必要な際は本院(下関病院)と協力し治療をおこなっています。入院中に利用を開始
したサービスや退院後の生活の課題など、退院後に患者さんが地域での生活を継続できるよう情報共有をおこなっています。
また、新規で受診いただく方については診察前に予診(診察前におこなう問診)をさせていただいています。当院に受診さ
れたきっかけやお困りになっていることなどをお伺いし、診察を円滑に行えるように努めています。