認知症があってもなくても、好きなことは好きですし、嫌いなものは嫌いです。認知症を抱えている人も、好きな人と会っているときは嬉しいでしょう。若い頃に楽しかったやりがいのある仕事をもう一度したいと思ったりもするでしょう。やり残したこともあるかもしれません。仕草や癖も変わらないかもしれません。

「認知症」という病気の知識も必要ですが、認知症の「人」についても知っておくことはとても大切です。その人を知ることは、認知症を抱えた人の話す内容や行動の理由を解き明かすヒントとなります。さらに、その人の今後の生活をみんなで考えていく上で大きな助けになります。認知症を抱えたあの人(家族)についてだけでなく、あなた自身の“人となり”について周りの人たちに知ってもらうことも大切だと思います。
例えば、以下のような内容を整理しておくことも良いでしょう。

私の性格・周りからどんな人と言われるか
私の大切な思い出
私の趣味、熱心に取り組んできたこと
私の生きがい、自慢
私の日課、習慣にしていること
私が誰かにされて嬉しいこと
私が誰かにされて嫌なこと
私が会いたい人は?会っていて嬉しい人は?
私のこれからしてみたいこと