“気づき”という点では、最近では、「軽度認知障害」という段階・状態が注目されています。認知症の一歩手前の段階に相当しますが、“認知症が軽い”という意味ではなく、認知症ではありません。認知症予備軍と言えば、わかりやすいかもしれません。

認知症を発症すると日常生活を安全に送るために手助けが必要となってきますが、軽度認知障害の段階では基本的には生活に支障はありません。よくある認知症のテストをしても、全く問題はないです。しかし、以前と比べると、やや込み入った作業に手間取るようになってきます。
例えば

  • 以前と比べて、役所からの郵便物の処置に手間取るようになった
  • 以前と比べて、手間のかかる料理が苦手となってきた
  • 以前と比べて、外出時に身だしなみに気を使わなくなってきた
  • 以前と比べて、出来事自体は覚えているが、その詳細についての記憶が怪しくなってきた

などです。

1年の間に、軽度認知障害の方が認知症に移行するのは、10人中1人程度です。同時に軽度認知障害の人が健常に戻る場合もあります。つまり、早めに気づき、相談自身の生活を見直すことにつなげることがとても大切となります。

経度認知障害